目覚めたい方向けのセッションをしていると『リラックスの方法が分からない』と相談されることがあります。
実はリラックスは目覚めに繋がっているので大切なポイントでもあります。
けっこうこの悩みを抱えている方が多いようなので、解説をして記事にまとめておきます。
リラックスすると意識が目覚めていく
近ごろ世の中では、常人離れした活躍をする若い世代が出現していますが、その秘密は意識の目覚めがとても進んでいるからです。
そうして、そんな人達を観察していると
「いつもリラックスしていて自然体で生きている」
そんな共通点が見えてきます。
実は「リラックス」というのは究極的には意識を覚醒させ、その人本来の創造力を発揮する方向へと導きます。
瞑想などもじつは究極のリラックスを目的にしています。
(様々なアプローチの瞑想法があるので一概には言えませんが、大きく捉えるとリラックスが目的です。)
リラックスすることが目覚めだと言われると、
- 『リラックスなんかが目覚めにつながるの?』
- 『そんな簡単なことなはずがなくない?』
- 『リラックスなんてやろうと思えばすぐできるよ』
と思われる方もいるかもしれません。
じつは目覚めとは簡単でシンプルなことです。
多くの人が抱えている誤解が
「目覚めは難解なものだから、わたしはたどり着けていないのだ」
というものです。
じつは逆です。
簡単すぎて思いもよらないから見えない。
もし難しいとしたら選ばれた一部の人しか理解できないものということになってしまいます。
ですが、目覚めはすべての人に平等に訪れるものです。
「難解な方向を探せば見つかるはずだ」
という信念が、むしろ見当違いの方向を探させています。
ただ、「リラックスの方向だよ」と言われても、
僕らはずっとリラックスしていてはいけない気がしてくるものです。
そうは感じませんか。
『ずっとリラックスしているなんてなんだかいけない気がしてくる・・・』
そんな信念のカケラを自分の中に感じないでしょうか。
どうしてそんな風に思うかと言うと、自分に常に罪悪感を感じていること。
そして、自分はいつも難題や危険にさらされていて、リラックスしていたらそれに対処できないと思うからです。
いつも警戒していないと、何か良からぬ方向に行く気がする・・・と。
だから実は
「警戒は役に立つ」
という信念を持っています。
人は自分が役に立つと思うことしかできません。
これは言い換えると、今目覚めていないのなら
「目覚めないことは役に立つ」
と思っているということです。
ちょっと信じられないでしょうか。
目覚めとは逆方向に行こうとしてしまう自分。
まずはそこから自覚していかなければなりません。
自分が自覚していないものは手放しようがないからです。
なぜ目覚めが難しいかというと、自分が持っている複雑な信念を自覚していなさすぎるからです。
それをしっかりと観察すれば、なんの役にも立たないことが分かってきます。
(これが『観念の手放し』と言われているものです)
なので、リラックス=不要な観念の手放しでもあり、意識の目覚めにも必然的に繋がっているんです。
リラックスとは「行為」ではなく「やめた状態」
それでは、リラックスの方法について解説していきます。
リラックスのコツを知るには、まず
「リラックスとはなんなのか?」
を説明しなければいけません。
「リラックスの仕方が分かりません」
そんな風に思う場合は思考のトラップにハマっています。
なぜならリラックスとは「するもの」ではないからです。
行為ではありません。
なので「やり方を考える」というアプローチがそもそも見当違いのところを探しています。
リラックスとは頑張るのを「やめた状態」です。
やめた状態なので、作為を放棄した状態です。
作為をめぐらすのは、頑張りが必要だと思います。
作為をめぐらし、頑張ってリラックスしようとする、というアプローチの滑稽さが伝わるでしょうか。
「トラップにはまっている」と言ったのはこのためです。
もしかしたら、このブログを読むことも「頑張っている」かもしれません。
リラックスの実験
さて、
ここで一度読むのをとめてみてください。
そして、次のことについて自分の身体を『感じて』みてください。
①リラックスするとは、「作為を放棄すること」
②頑張るとは、「作為をめぐらすこと」
どちらも軽くで良いので試してみてください。
身体の状態を感じてみてください。
少し違いが感じられてくるんじゃないでしょうか。
どちらが疲れますか?
こうして試してみると、自分が頑張ってしまいリラックスできなくなってしまうプロセスがよく観えてこないでしょうか。
リラックスとは、「やめること」であり。
「すること」ではありません。
思考はすべて作為なので、「やめること」は分かりません。
なぜなら思考をやめた状態を、思考で分かるはずがありませんからね(*^^*)
- 絶景を見たりして感動したとき、
- お風呂に入って「は~~」っと息をついたとき。
そんな何気ない、
思考がストップした瞬間、
感じているものがリラックスです。
だから「リラックスの仕方は考えるものではない」んです。
考えることをやめてみましょう。
考えることをやめることは、『今この瞬間に在ること』なので、実は時間の幻想とも関連しています。
こちらの記事も参考になるかもしれません。
↓
リラックスせずに思考していないと社会生活できない?
「全部思考をしなかったら、この社会を生きていけないのではないでしょうか?」
この質問もまたよくされます。
今日はリラックスの話をしましたが、人生において1ミリも思考してはいけないと言っているわけではありません。
- 電車の乗り換え
- 料理の手順を考える
- 家を出る時刻の計算
こういった社会的活動には作為が必要ですよね。
でもこういった単純な行為以外でも、僕たちは常に思考が野放し状態なんです。
止まっているときはほぼないと言って良いと思います。
この
- 「暴走状態」
- 「主従逆転状態」
は異常ですよ、とお伝えしているだけです。
バランスが崩れているので、バランスを自然に戻しましょう、と言っているのに近いニュアンスでしょうか。
なので少しでも良いので、思考を止めてリラックスする時間を増やしていってみてください。
そんな簡単なことが目覚めにつながるの?と思うかもしれませんが、繋がります。
ぜひやってみてください。
僕たちはあまりにも長い時間をかけて思考偏重になるように自分を洗脳してきました。
だからそれを解除していくのもまた、地道です。
なのでじれずに、少しずつ練習をしていってください。
そうすると色んなインスピレーションやメッセージを受け取れるようになっていきます。
インスピレーションや直観が働くようになれば、人生の様々な局面もスッと通り抜けていけるようになります。
リラックスするとなぜインスピレーションを受け取れるのか?はこちらの記事で解説しています。
まとめ
今回の記事の内容をまとめると、
- リラックスすると意識の目覚めが進んでいく
- リラックスは「行為」ではなく、「作為を止めた状態」
- リラックスは考えても分からない、感じるもの
- 思考暴走状態から脱却して、思考(作為)とリラックスのバランスを取り戻すことが大切
という内容でした。
いつも読んでいただき、ありがとうございます(*^^*)
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