スピリチュアル

【スピリチュアル】時間は実在しない。今ココに帰ると目覚める

この記事は、『時間は実在しない』ということを理解することで、意識の目覚めのプロセスを進めるためのものです。

意識の目覚めにおいて、時間という幻想からの脱却は必ず必要になってきます。

『よくは聞くけど、あんまりピンと来てない・・・』

そんな感じの相談を受けることも多いので、図なども使いつつ解説してみました。

【スピリチュアル】時間感覚の真実

スピリチュアルや精神世界・哲学の世界ではよく
『時間は実在しない』
というメッセージがあります。

これを文字通りの大雑把な意味だと思っている人が多いですが、少し繊細なニュアンスがあるので、ステップを踏んで理解していくのが分かりやすいです。

時間はないことを理解するステップ
  1. まずは時間とはなにか見つめてみる
  2. 時間(過去・未来)と今(現在)の違いを知る
  3. 過去のトラウマや、未来の不安を含めた、時間による呪縛が消失する
  4. 今ココにある安らぎ・幸せを思い出す

こんなような流れです。

次の章から順番に説明していきます。

本当は時間は実在しない

では、まずは時間について、一緒に見つめてみましょう。

多くの人が時間について抱えているイメージは以下のようなものではないでしょうか?

こんな風に時間が、過去から未来に向かって流れているというものです。

これが事実だと仮定すると、

『過去』と『いま』の切れ目とはどこになるのでしょうか?

「ここです」と指し示せるでしょうか。

『いま』と『未来』の切れ目も同様です。

どこまでが『過去』で、どこからが『未来』なのでしょう?

大多数の方は、いままで生きてくる中で疑問すら持ったことのなかった部分かもしれません。

しかし今まで見つめたことのなかった「当たり前」の中に、目覚めのきっかけが眠っています。

実は多くの人が抱えているであろうこの概念には誤りがあります。

だからこうして改めて問われると・・・説明できない部分が出てきてしまいます。

そしてこの誤った概念を持ったまま大人になっていってしまうと、ある状態に陥ってしまいます。

それが以下のような状態です。

過去と未来が肥大化して、「いま」が押し潰されてしまうんです。
(その比率は、誇張なしに1:99くらいと言っていいです。)

常に過去のことか未来のことばかりを考えて、いまココに意識がない状態です。

この状態になると常に悩みが尽きず、精神的に相当なストレスにさらされることになります。

では正しい時間の捉え方とはどんなものなのでしょうか?

それは以下のようなものです。

『過去・未来』とは、思考が作り出す空想の世界にのみ存在するものです。
空想なので実在するものではありません。

それに対して『いま』とは実在する現実です。
この『いま』は『変わり続ける現在』としてのみ知覚されます。

(ニュアンス的には英語でいうところの、現在進行系の「be-ing」という感じです)

ここでもしかしたらこんな疑問が浮かぶ方がいらっしゃるかもしれません。

眼の前のコーヒーは「5分前」に入れたものだよ?過去はあるじゃない

目の前にコーヒーがある。
そしてそれを入れた”記憶”がある。
ここまでは事実です。

しかし、そのコーヒーを入れた時も「今」だったはずです。
『今、今、今、今・・・』が絶えず流れているんです。

さらに言うとその『5分前』といって思い出しているその記憶は、頭の中の再現映像です。

もはや今現在には、それは実在はしていません。
(頭の中のイメージ、幻覚としては存在しますが、実物はもうありません)

5分前にコーヒーを入れた瞬間はそれが事実だったのかもしれませんが、その事実はもう今は存在しません。
『いま』の事実は「ただ、コーヒーが目の前にある」です。

こんな風にして見つめてみると、自分が「今」以外にいたことがないことが分かってきます。

例えば、

  • わたしは今、5分前にいます。
  • わたしは今、5分後にいます。

そんな人はひとりもいないはずです。

  • 記憶や記録が「今」あるのであって、過去が存在しているわけではない
  • 希望や予測が「今」あるのであって、未来が存在しているわけではない

こんなふうに僕たちというのは「今」以外にいた事は1度たりともないんです。

一度たりともです。

「時差」は実在するか?

もうひとつ分かりやすい例を出してみます。
『時差』についてです。

まずは下の画像を見てください。

これは宇宙から撮影した地球なのですが、日本列島が映っています。
(奥が九州や四国、手前側が東北という感じで見ると分かると思います)

日本だということが知覚できたでしょうか。

ここには映っていない大陸や国は、例えばアメリカやブラジルなどはほぼ地球の裏側にあると思います。

ここで

  • 『時差』
  • 『日付変更線』

なんてものについて見つめてみましょう。

上の画像を見てよく観察してみてください。

よく僕たちは
『日本が今何時で、アメリカは時差13時間だから・・・』
と時差の計算をすることがあります。

しかし、この写真を見ると日本もアメリカも常に「今」ですよね。

ただ単に太陽の光が地球に当たっている角度があって、日本とアメリカで光の当たり具合に差があるだけです。

それを僕たちは「昼」とか「夜」とか言って、それが「時間」が実在する証拠だと思っているんです。

でも、こうして宇宙に出てみると、僕らの「時間感覚」というものは頭の中にしかないとよく分かります。

つまり時間というのは「頭の中」の世界だけにしか実在しない、”ただの概念”ということが分かってきます。

時間が実在しないことを実際に体感してみる

ここまで『時間が実在しない』ということを確認してきました。

ここからはそれを「体感」してもらおうと思います。

まずは、以下のこの関係性を理解してください。

今 → 感じるもの

過去・未来 → 考えるもの

OKでしょうか。
この段階ではまだピンと来ていなくとも構いません。

ボンヤリとでも良いので、この差を覚えてみてください。

このあと実際にやっていってみます。

「今」は感じるもの

ではまず、自分の身体を感じてみてください。
何でもいいです。

感じてみる
  • 肌が服に触れている感覚
  • 呼吸すると空気が胸に入っていって膨らむ感覚
  • 身体が暑い or 寒い感覚

などなど。
自分なりにで大丈夫なので、感じてみてください。

感じられたでしょうか。

では次にいきます。
その感覚は、すべて「今」にあるものではないでしょうか?

刻一刻と感覚は変わり続けていると思います。

でも、ずっと今のはずです。
「変わり続ける今」です。

5分前の感覚でもなく、
5分後の感覚でもなく、
「今この瞬間」の感覚しか感じられないはずです。

5分後の感覚を感じてください、と言われても無理なはずです。
「今の感覚」しか感じられない。

このことから「今は感じるもの」ということが、身体で納得いけばOKです。

(逆に『考える』ことで”今”を捉えることはできません。これも良ければついでにやってみてください)

納得がいったら次に移りましょう。

「過去・未来」は考えるもの

次は、あえて「過去・未来」を考えてもらいます。

害のなさそうな記憶が良いので、昨日の晩ごはんとかにしましょう。

これから思い出してみてもらうのですが、
実践する前にひとつ、気にかけてもらいたいポイントがあります。

それは、さっき身体を感じていたときとの「感覚の違い」を丁寧に感じ取ってもらうことです。

そこだけ意識してやってみてください。

では、「昨日の晩ごはん」、思い出してみてください。
(何を食べたか思い出せなかったらそれでもOKです。思い出す行為を観察して欲しいだけなので。)

どうでしょうか。
さっき身体を感じたときとはちょっと違う感じがしたのではないでしょうか?

なんだか意識が頭の中に吸い込まれて、トリップしていく感じです。

そして同時に「身体の感覚」が遠ざかっていったと思います。

実はこの「今の感覚」と「過去・未来の思考」はどちらも100%の状態で両立することはできません。

考えれば考えるほど、

  • 「今(身体)の感覚」
  • 「今目の前にある現実」

が遠ざかるはずです。

これほど、この2つの世界の違いを観察してみたことは、きっと初めてだったのではないでしょうか。
そして体感実験から分かってくることがあります。

それは、人間という生き物は

  1. 「今」
  2. 「過去・未来」

この2つの世界のどちらか一方にしかいられない、ということです。

つまり、この2つの世界は交わっておらず、別々の世界であることが分かってきます。

(そうすると、冒頭の「過去→今→未来」という世界観は誤りであることが分かってきますね)

今ココに帰ると意識が目覚めていく(過去と未来の幻想を抜ける)

ここまでで、「今」が実在する現実であり、「過去・未来」は頭の中の空想であることが分かり始めてきたでしょうか。

ただ、もしかすると、

どうしてそれが分かって、今だけが現実であることを認識することが良いことなの?

そんな疑問を持たれているかもしれません。

最後にそこについて、解説していきます。

人は様々な悩みやコンプレックス、そして恐れや不安を抱えて生きていますが、その大半が、『過去・未来』という自分の頭が作り出す空想によって生まれています。

それを分かりやすく示した図が、下の図です。

こんな風に、頭の中には「自分を定義する情報」が何百何千と入っています。
名前から始まり、年齢、学歴、性格、好きなものや善悪の基準など・・・。

そして、みんなこの「情報の塊」を自分だと思っています

単純に、この図を見るとちょっと「ウッ」っというか、ストレスを感じませんか?
眠った意識は、こんなにもゴチャゴチャとした頭の中に入り込んで生きてしまっています。

この幻想の中で生きていくと、ノイローゼになるのは避けられません。

ここで少し体感してもらうために、実験を挟もうと思います。
今からあえて何個か質問をしてみるので、ゆっくり順番に答えてみてください。

実際に声に出してもいいですが、心の中で答えるだけでも大丈夫です。
(①~③の間で、5~10秒ほどの間隔を挟んで、ゆっくりと答えてください)

実験

①あなたの名前をフルネームで教えてください。

(5~10秒空ける)

②あなたの性格を教えてください。

(5~10秒空ける)

③あなたの好きな食べ物を教えてください。

答えられましたか?

ここで1つ問いかけます。

これらの質問に「考えて」答えませんでしたか?
「感じて」答えたわけではないと思います。

「感じる」モードでは、これらの質問は答えられないはずです。
実際にやってみましょう。

身体を感じて・・・(肌の感覚、呼吸する感覚など)
「感じたまま」
さきほどの質問に答えられますか?

答えられないはずです。
感じていると、頭の中の情報を引き出せないからです。

ということはです。
これらの情報は全部、頭が作り出しただけの空想という実感が湧いてこないでしょうか。

僕たちは自分の頭が作った妄想に悩まされているんです。

ここから解放されていくことが、意識の目覚めです。

実は身体でさえ自分ではないと分かっていくさらに先のステージもあります。
ただし、それは今回お伝えした「入り口」を通った先にあるものです。

なのでまずは、ここから理解していってみてください。

日常で、自分が

  1. 「頭の中の空想(過去・未来)」にいるか
  2. 「現実(今)」にいるか

観察してください。

そうすればだんだんと「今」にいながら生きるのが上達していくはずです。

まとめ

今回は時間は幻想ということを見破ると、時間が作り出す「ニセの自分(エゴ)」から解放されていけるということでした。

ぜひ日々の生活の中で、今わたしは「今(感覚の世界)」にいるだろうか?それとも「時間(思考の世界)」に囚われているだろうか?

と自問してみてください。

意識が目覚めるためには、幻想(過去・未来)の呪縛から抜け、今のパワーの中に生きられるようになることがとても大切です。

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